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イッシーのwelcome to iwate

イッシーのwelcome to iwate

大工さんゴッコ

今年の目標は「小屋を建てる」ことである。
なぜ?・・・それは男の子の夢だからである。

いつ・だれがそう決めたかはわからないが、断固としてそうなのである。大草原の小さな家の父さんも、家族のためにログの家を建てた。男の子はいつか、家族のために家を建てることを夢見て額に汗して頑張っているのであーる!

と、そんなことはどーでもいいとして、とにかく「小屋」を建てたいと思ったのだ。しかし、ここで問題が。「小屋ってどうやって建てればいいの?」

これまで数限りなく小屋に入ったりその中で遊んだりしてきたが、小屋がどのようにして成り立っているのか、あらためて考えて見るとてんで想像がつかない。きっとこれを読んでいる皆さんだってそうにちがいないのだ。人間は、やろうとしなければ学習しない。僕は今回真っ先にこの真実を知った。

それから僕の学習は始まった。
まず参考文献を探す。「100万円でつくる家づくり」という本があった。もちろん買ったが、本格的すぎてちょっと躊躇。次ぎに詳しい友人に聞きまくる。友人いわく、在来よりも2×4が建てやすいという。「2×4」って何?また調べる。

何度かこんな行ったり来りを繰り返していると、何となく友人の言ってる意味がわかったような気がしてくるから不思議だ。

ところがここでまた問題が。時間がなくなってきたのだ。学習するのはいいけれど、実行しなければ形にならない。僕が学んだ2つめの真実だった。

そうだ、まずやることだ。そう思った僕は目標を多少修正することにした。
「小屋」のために、手始めに「バイク置き場」をつくろう!決断だけは早かった。

場所を決め、そこにあうように寸法を決めた。図面は新聞チラシの裏に書いて、それを材木屋に持っていったら見積もりしてくれた。2日後にはもう材料が届く。やるしかない。

次男に手伝ってもらい基礎となる束石を設置する。
初めてにしては上出来かも。
                 基礎

いよいよ材木の加工に入る。今回はバイク置き場なのでほぞを切るほどもないのだろうけど、自分の中では「大工=ほぞ」なので兆戦することにした。
                 ほぞ加工中

そうして加工された材木たち。
                 木たち

できあがったほぞと仕口は果たしてうまく合うのかどうか。緊張の一瞬。どうだ!
                 組み合わせ

うーん、ビューティフル?   

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そして数日が経った。岩手ではあと2週間以内に雪が降るはず。作業を急がねば、と思っていたら思いがけず時間がとれたので、残り作業に取りかかる。
家内の手助けを借りて、お昼までにはこんな形になった。決して鳥居ではありません。
                 鳥居じゃないよ

このままでは柱もグラグラ、とても建築物と呼べる代物ではない。
ここに壁となる材料や筋交いで補強をいれるのだが、ここで第3の問題が!
「釘がない・・・」。
午後一の仕事はDIYショップに釘を買いにいくことでした。

そんなこんなで、夕方にはようやくバイク置き場の全容がわかる状態になりました。

                 大枠

次ぎは垂木を打って、屋根・壁工事に取り掛かる予定。
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そして数日が過ぎた。
岩手山にも雪が降り、バイク置き場も急がねばならない。
休みの長男に手伝ってもらい垂木を打ち付ける。
彼にとっても金づちを使うのははじめて。最初はぎこちないが、あれこれ言える僕ではないので慣れてもらうしかない。
最後はうまくできたようだ。

                 お手伝い

そしてすべての垂木を打ち終えた状態。なんとなく小屋っぽくなったでしょ?
                 こんな感じに

垂木打ちで約1時間。今日はここでタイムアウト。会社いかなきゃ。

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そろそろ急がないと雪が降る。
前回の垂木打ちで構造上の作業はほぼ終了し、あとは屋根・壁としてトタンを打ち付けるのみ。家内も作業に加わって。
                 シェルター完成

もともと全面壁ではない予定だが、なんとなく間が抜けているので手元にあった出光バナーを貼ってみた。

そして細部を仕上げて一応完成とした。バイクだと横に5台は入る。今までシートで覆っていたバイクを収納した。
                 収納状況

これまでの材料代は、木材類が23,000円、トタン類が15,000円、金物・釘類が2,000円、その他2,000円の計42,000円でした。木材やトタンに中古や廃材を利用すればもっと安上がりにできることがわかりました。あー面白かった!




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